整体マホロバ店長のブログ

リンパ(乳び槽)についての考察

リンパ(乳び槽)についての考察

2025年09月08日 17:24

こんにちは。整体マホロバ店長のりきやです。



今朝は仕事が始まる前に、臨床検査技師長だった代表とスタッフ全員で「リンパ」についての勉強会をしました。



免疫力と深い関係のあるリンパ。そのリンパ節の中で最も大きいところはどこか?



それは



「乳糜槽(にゅうびそう)」



と言われるリンパ節です。



乳糜槽は第2腰椎(L2)の右前方(鳩尾から指三、四本下 or 臍の少し上)にあります。

※もちろん個人差はあると思います。







この乳糜槽は、腸内と下肢や腰部からのリンパ管が合流し、まとめられているところです。



リンパの経路は、乳糜槽から胸管を経由して左鎖骨付近の静脈に繋がり腎臓から尿として老廃物を排出する。という流れです。



血液は心臓のポンプで押し出されるのですが、リンパは筋ポンプ(筋肉の動きによってリンパ管に刺激が入る)によって流れていると言われています。



なので、日常生活で運動習慣がない方や身体を動かすことが少ない方はリンパが滞りやすく、老廃物やウィルスなどが体の中に蓄積して免疫力低下に繋がると考えられます。



膨満感やポッコリお腹などの腹部の不調、脚のむくみや冷えがある方はこの乳糜槽が位置する付近を触ってみると、硬かったり、ゴリっとする感触があったりします。

※全ての人がそうではありません



今朝の勉強会では、この乳糜槽の滞りに対するアプローチを考察しました。



お腹から触っても痛みが出て苦しいと思うので、最初に仙骨・後頭骨に触れて自律神経の働きにアプローチすることにしてみました。



そうすると、腹部には触れていないのに腹部の張りや痛みがやわらぎ、しっかりと拍動を感じて、血液・リンパ液の流れが良くなった感触がありました。



例えば、食事に気を使っているのに、膨満感やポッコリお腹などの腹部の不調、脚のむくみや冷えがある方はリンパの流れを良くするために下記の事を実践してみると良いかもしれません↓



・ウォーキング・ストレッチなどの運動

・水をこまめに飲む

・腹式呼吸など腹部へのマッサージ(軽い刺激を入れる)

・睡眠時間・睡眠の質を見直してみる



満感やポッコリお腹などの腹部の不調、脚の浮腫み・冷えがある方は参考にしてみてください。



また、セラピストの方にも参考になれば幸いです。



リンパ全体は勿論ですが、この乳糜槽に関して、そして、それに対するアプローチ法を引き続き研究していきたいと思います。